みどり共生工法

自然環境の復元に向けて
既存林の有効利用による自然回復緑化

みどり共生は自然林を表土ごと移植する特殊工法

森林の表土は自然が長年かけて作り上げてきた貴重な生物資源の宝庫です。
それを活用する緑化技術は、樹木はもちろん表土中に生息するさまざまな土壌生物などを包括的に移植することができる自然環境復元にきわめて有効な画期的な工法です。

みどり共生の特徴

1.既存樹木の面的な復元が可能です

緑化対象地に樹木を表土ごと移植することにより樹林形成時間は大幅に短縮されます。

2.養生管理を簡素化できます

表土ごと移植するため土壌にある有機物が活かされます。

3.画期的な機能で移植を容易にします

新開発のエッヂカッター・プッシュバケットにより移植対象樹林を進入路より360度どの角度からでも採取します。

表土にはさまざまな生物が息づいている

地表に落ちた木の葉は土中の微生物の分解を通して土壌動物に食べられ、排泄された糞をバクテリアなどが分解して栄養分を生み出し、それを植物が吸収することにより豊かな森林の形成につながります。
表土はかけがえのない貴重な生命の貯蔵庫です。

さらに操作性が向上。新開発のエッヂカッター・プッシュバケットが復元の可能性を大幅に広げました。

移植作業工程

採取場所選定

 

根切り作業

新開発のエッヂカッターはヘッドの部分が360度回転することができます。角度のついた斜面や高低差にも無理なく対応することができます。つまり必要最小限の進入路での表土ごとの採取作業を可能にしました。

採取

プッシュバケットにより表土ごとすくいとるように採取し、根巻き作業場にそのまま移動しプッシュ機能により表土ごと押出します。この機能により採取前の状態のまま移植することが可能になりました。

移植地へ

樹木だけに限らず土壌の中の微生物にいたるまで自然の生態系をそのまままるごと移植することで樹林形成時間の大幅短縮が可能となりました。

みどりのお引越し

森林の樹木や表土は、その地域の緑の資産であり地域生態系の保全や復元のための重要な緑化資源です。自然が長年かけて作り上げてきたこの貴重な生物資源を有効に活用することは地域の自然環境に対し潜在的な回復力をもたらします。

みどり共生の会 事務局

佐賀市嘉瀬町大字扇町2617-7 株式会社葉隠緑化建設内
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